きららかネットワーク

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ピザ窯完成 History

ピザを食べて里山を守ろう!手作り石窯で焼く美味&ヘルシー「竹炭ピザ」製作   FAAVO富山ゴセイ
昨年の12月から約2ヶ月間クラウドファンディングにて資金を募り、沢山の支援者の方々のおかげで目標金額に達成して、実現することが出来た『手作り石窯で焼く美味&ヘルシー「竹炭ピザ」製作』プロジェクト。
そして、遂にそのピザ窯が完成したので製作した流れを説明させて頂きます!

関連リンク:
手作り石窯で焼く美味&ヘルシー「竹炭ピザ」製作 (FAAVO 富山ゴセイ)
ピザ窯製作中風景写真(このページで掲載されていないその他の写真や動画約300枚)

土台を作る

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近所の鉄工所に図面を持っていき、作ってもらいました。
土台は窯の移動を可能にすることと、窯の本体重量約1.8トンを支える必要があるため、H型鋼を使用して強度ある構造にしました。

 

火床を作る

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薪や竹炭を燃やし、高い熱の発生する場所なので耐火煉瓦の二重重ねとし、耐熱性と蓄熱性を考慮。
また架台との間は普通煉瓦を敷いて断熱性を確保しました。
 

窯の壁積みをする

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両壁から煉瓦を積み上げていったが、煉瓦個々の水平、左右壁の水平を水準器で確認しながら行いました。
煉瓦間の目地は10mmを目標に施工したが、素人仕事ということもありレベルが合わず、塗っては剝す…という作業が多かったです。
接着剤には耐火セメントを使用しましたが、乾きが案外早く、作業が手間取ると硬くなってしまい再度セメントを追加するなど、セメントの歩留まりはひどいものでした…。ですので、落ちたセメントを拾い集めてもう一度練直して使用したりしましました。
セメントが強いアルカリ性のため、作業終わりには手がカサカサになったり、軍手が引っかかったりと、我慢我慢でした!
 

焼き床を作る

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表面塗装のコンクリート型枠用合板に垂木を打ち付けて型枠を作り、水で溶いた耐火セメントを型枠に流し込み小手を使って全体広げました。
そして、内部の空気を抜いておくためにハンマーで枠の四隅をたたいて放置して固まらせた。
さぞかし綺麗な焼き床が出来るであろうと期待して、余裕を持って一週間後に型枠から剝してみると…
表面はなめらかで上手くできたが、側面から見ると気泡の穴が沢山出来ていました…。
焼き床には結構な量の耐火セメントを使用したので、今回は仕方ないとして我慢することに。(設計上、焼き床は取り換えが可能なので次回取り換えるタイミングでは綺麗なものを作ります!)
 

横壁・天井・煙突を作る

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焼き床のあとにも壁積みを続けましたが、このあたりから難しい天井の作業に!
天井はベニヤと合板でアーチ状(カマボコのような形)の木型を作り両壁に渡して固定した後に煉瓦積みを再開しました。
煉瓦は扇型耐火煉瓦を使用したことにより、隙間なく並ぶため美しいのは勿論のこと、そのうえにアーチを重ねやすい構造に。二段目は断熱性のある普通煉瓦と耐火セメントで目地を調整しながら積み上げました。

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出来たぁ~!!
と、この段階で窯が形として捉えることが出来たので、仲間同士で飛び上がって喜びました(笑)

アーチ状にすることにより、炎が回り十分な熱を内部や、特に天井に与えることが出来ます。つまり、焼き床にある材料に煉瓦の蓄熱による遠赤外線効果が十分に行き渡ることになります。
煙突は窯の入り口上部に取りつけて、熱の流れをスムーズにして温度差が少なくなるようにしました。煙突自体は市販のステンレスの煙突を使用し周りに耐火煉瓦を巻いて熱効率を良くしました!
 

窯の背面(裏側)の壁積み

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窯の背面(裏側)は、平面で立ち上げるため、作業的には楽で若干余裕も出てきました。
この頃になると、セメント盛りもだいぶ慣れ、まるで職人さんの如くコテでコテ板を’コン、コン’と鳴らし「ドヤ顔」で作業をする仲間もいたり…(笑)
ただ気を付けたことは他の面でも同様ですが、煉瓦の目地を重ねないように施工したことです。
 

ダンパーを取りつける

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窯内の温度をコントロールする目的で、煙突にダンパーを取りつけました。
ダンパーは鉄製でスライド方式にし、熱の流れを調整しやすい構造に。また、ダンパーは煙突の煉瓦の中に埋め込みました!
 

窯口を仕上げる

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蓄熱効果を高めるため、ステンレスで作ったアーチ枠と耐火煉瓦を組み合わせて窯口周りを少し狭くしました。この時使用した耐火セメントに、私たちが作った竹炭粉(パウダー)を混ぜて黒い壁にしてみました!
これにより、少し、趣のある我々のピザ窯らしくなりました~。
また、熱の放散を低減させるため、火床と焼き床の前には、鉄製で内部に耐火セメントを貼った両開きの扉を取り付けました。
取り付けは、扉が重い上、鉄と煉瓦の熱膨張代が異なるため、あえて煉瓦に蝶番を埋め込まず窯全体で扉を持たせる構造に。
また、扉には温度計(バイメタル式)を焼き床付近の温度を測定できるような位置に取り付けました。
 

煙突を繋ぎ込む

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燃焼効率を高めるため、および作業環境の悪化を防ぐため、煙突を屋外に繋ぎ込みました。
煙突と建屋壁との間は断熱処理して屋外に立ち上げた!

 

完成

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以上の作業工程を経て4月4日に我々念願のピザ窯は完成しました!!
当初はどうなるか不安でしたが、あれこれ考えを巡らせながら作ってゆく内に、何かしら面白味が増して完成が待ち遠しくなりました。

我々仲間で作った二層式タイプの窯は、追い炊きが出来るため火床で竹炭あるいは薪を燃やしながら焼き床でピザを焼くもので、火を直接当てて料理するのではなく、窯に蓄積された熱と輻射熱の力でパンやピザを焼く窯です。
一度温めた窯は急には冷えないので、下がってゆく温度に合わせて、ピザ・パン・ローストビーフ等を順に調理して皆んなで楽しく味わうのもいいのではないでしょうか!

ご支援頂いた皆様、ご協力下さった方々、本当にありがとうございました!
是非、お忙しい方も一度はこの窯で焼く竹炭ピザを食べに来てください~!!